在日外国人の日本語能力への対応 ― 2008年01月27日 14時39分17秒
AsahiWeekly Sunday, January 27, 2008 No.1801
日本での滞在や就労を希望する外国人に対して、日本語試験の受験を命じることを検討している。 外国人の日本社会への融合を促進するのに役立つと考えてのことで、どのように審査するかについて今月にも協議を開始するかを法務省、外務省に指示したと、高村正彦外相が述べたと報じられている。
記事を2度読み返して、ああ、やはり日本の政治家、官僚の発想はこうだんだと、改めて認識した。日本に入れてやる、日本で働かせてやる、それにはハードルを設けるぞとの発想だ。 日本に来てもらう、日本で働いてもらう、そして、それは日本にとって有り難いことだ。 だから、外国人が日本に融合しやすくする支援をしよう、と言った発想は、けっして生まれて来ないのだ。
私の妻は、2003から2005年にわたって、アメリカのコミュニティー・カレッジ (community college) の ESL (English as a Second Language; the teaching of English to people whose first language is not English, who are living in an English-speaking country/ロングマン英語辞典) に通って米語、そしてアメリカ文化を学んでいた。 級友の多くは、メキシコ人、ウクライナ人などで、日本人は殆どいなかった。彼/彼女らの授業料は、極めて安く、日本人的感覚で言えば、「ただ」同然であり、最初びっくりした。 学校の職員に尋ねてみると、彼/彼女らはアメリカ永住権、あるいは、グリーン・カードなどの所有者で、これからアメリカに、より融合し貢献してもらうための、活動の一環であるとのことだった。
表面だけを見て論じてはいけないのは勿論ではあるが、このあまりにも大きな発想の違いに、愕然とするのは私だけだろうか。 日本への移民に対する姿勢も同じ根っ子にあるのであろう。 日本が世界の人たちと価値観、常識を共有して、グローバルな展開をすることが必要な今、私たち一般市民のベースでも、もっと真剣に議論し行動し、行政に働き掛けるべきだと感じる。
日本での滞在や就労を希望する外国人に対して、日本語試験の受験を命じることを検討している。 外国人の日本社会への融合を促進するのに役立つと考えてのことで、どのように審査するかについて今月にも協議を開始するかを法務省、外務省に指示したと、高村正彦外相が述べたと報じられている。
記事を2度読み返して、ああ、やはり日本の政治家、官僚の発想はこうだんだと、改めて認識した。日本に入れてやる、日本で働かせてやる、それにはハードルを設けるぞとの発想だ。 日本に来てもらう、日本で働いてもらう、そして、それは日本にとって有り難いことだ。 だから、外国人が日本に融合しやすくする支援をしよう、と言った発想は、けっして生まれて来ないのだ。
私の妻は、2003から2005年にわたって、アメリカのコミュニティー・カレッジ (community college) の ESL (English as a Second Language; the teaching of English to people whose first language is not English, who are living in an English-speaking country/ロングマン英語辞典) に通って米語、そしてアメリカ文化を学んでいた。 級友の多くは、メキシコ人、ウクライナ人などで、日本人は殆どいなかった。彼/彼女らの授業料は、極めて安く、日本人的感覚で言えば、「ただ」同然であり、最初びっくりした。 学校の職員に尋ねてみると、彼/彼女らはアメリカ永住権、あるいは、グリーン・カードなどの所有者で、これからアメリカに、より融合し貢献してもらうための、活動の一環であるとのことだった。
表面だけを見て論じてはいけないのは勿論ではあるが、このあまりにも大きな発想の違いに、愕然とするのは私だけだろうか。 日本への移民に対する姿勢も同じ根っ子にあるのであろう。 日本が世界の人たちと価値観、常識を共有して、グローバルな展開をすることが必要な今、私たち一般市民のベースでも、もっと真剣に議論し行動し、行政に働き掛けるべきだと感じる。
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