ロシアにベビーブーム、中国は、日本は?? ― 2008年05月01日 21時17分56秒
Asahi Weekly Sunday, April 27, 2008 No.1814
今、ロシアではポスト-ソビエット初めてのベビー・ブームが起きていると言う。 ある産科医は、2年前にオープンした時には、待合室はフットボールが出来るくらいガラガラだったが、今では行列が出来て大混雑しているし、電話はいつでもビジー状態だ、と言っている。 たった2年の間に、それほどの大きな変わりようだ。
ソ連邦の崩壊後、ロシアの人口は急激に減少し、近年では年間 75万人もの減少率であるとのこと。 これに危機感を持ったクレムリンは、産休手当てや補助金、無料サービスや割引が受けられるバウチャーの給付など、第1子、続いて第2子以降を設け易い制度を導入して出産を奨励している。 しかし、ベビー・ブームが起きている最も大きな要因は、急激な経済の上昇により、カップルが自分たちの将来に、明るい光を見てきだしたことだと報道されている。
このことと対比して思うのは、高度成長期の日本に大きな驚きを与えた、中国のいわゆる「一人っ子政策」だ。 この政策は、人口爆発を回避するために、子どもを一人しか作ってはいけない、という国の政策で、1970年代初めから始まったと記憶している。 これは、1950-60年代に中国が -- 第二次世界大戦前・中の日本のように -- 人間は多ければ多いほど、戦争遂行にも農工業生産にも都合が良いという、多産を奨励した毛沢東ドクトリンの後遺症でもある。
しかし、その政策完遂の結果、今や中国は、北欧、イギリス、そして日本などと肩を並べる高齢社会化に直面していて、そっ-と世界の注目を浴びぬようにして、「一人っ子政策」を変えてきているようだ。大都会に住むエリート夫婦などに、二人目の子供を認めていると言う。 また、ある情報によると、近かじか止める方向にさえなっているという。
ロシア、中国、そして日本の、子供の出産にどのように国が関わっていくのか、いくべきなのか、いくべきではないのか、あるいは一種の市場原理に委ねるのか。 この三つの国を比較しながら考えてみると、極めて難問であるとの思いに至る。 所詮、神のなせる業に人間が迫ろうと言うのが、大いなる不遜なのだろう。
今、ロシアではポスト-ソビエット初めてのベビー・ブームが起きていると言う。 ある産科医は、2年前にオープンした時には、待合室はフットボールが出来るくらいガラガラだったが、今では行列が出来て大混雑しているし、電話はいつでもビジー状態だ、と言っている。 たった2年の間に、それほどの大きな変わりようだ。
ソ連邦の崩壊後、ロシアの人口は急激に減少し、近年では年間 75万人もの減少率であるとのこと。 これに危機感を持ったクレムリンは、産休手当てや補助金、無料サービスや割引が受けられるバウチャーの給付など、第1子、続いて第2子以降を設け易い制度を導入して出産を奨励している。 しかし、ベビー・ブームが起きている最も大きな要因は、急激な経済の上昇により、カップルが自分たちの将来に、明るい光を見てきだしたことだと報道されている。
このことと対比して思うのは、高度成長期の日本に大きな驚きを与えた、中国のいわゆる「一人っ子政策」だ。 この政策は、人口爆発を回避するために、子どもを一人しか作ってはいけない、という国の政策で、1970年代初めから始まったと記憶している。 これは、1950-60年代に中国が -- 第二次世界大戦前・中の日本のように -- 人間は多ければ多いほど、戦争遂行にも農工業生産にも都合が良いという、多産を奨励した毛沢東ドクトリンの後遺症でもある。
しかし、その政策完遂の結果、今や中国は、北欧、イギリス、そして日本などと肩を並べる高齢社会化に直面していて、そっ-と世界の注目を浴びぬようにして、「一人っ子政策」を変えてきているようだ。大都会に住むエリート夫婦などに、二人目の子供を認めていると言う。 また、ある情報によると、近かじか止める方向にさえなっているという。
ロシア、中国、そして日本の、子供の出産にどのように国が関わっていくのか、いくべきなのか、いくべきではないのか、あるいは一種の市場原理に委ねるのか。 この三つの国を比較しながら考えてみると、極めて難問であるとの思いに至る。 所詮、神のなせる業に人間が迫ろうと言うのが、大いなる不遜なのだろう。
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