読書記録 2013年1月~3月 ― 2013年03月30日 17時10分38秒

「春宵十話」の表紙
2013年1月から3月の3か月で読んだ本をリストアップした。特に、記憶に残ったものには、記録の原本のメモの一部を書き添えた。このように一覧にすると、自分の発想を豊かにし、子どもたちに学ぶことの楽しさを伝えたいと思っているわりには、いかにも統一感もなく、行き当たりばったりで読んでいるのを改めて感じる。
●音、沈黙と測りあえるほどに – 武満 徹 著作集 1 –
武満 徹
新潮社 (2000/2/25)
武満の「声(ヴォイス) - 独奏フルート奏者のための」を初めて聴いたときの強烈な印象が、今でも心に残っている。必ずしも、私の感性にフィットするものとは言えないが、衝撃は鮮烈であった。遺作と言われる、”Air” の方が、実は好きなのです。
●CDでわかる みんなの楽典
高田 美佐子
ナツメ社 (2012/4/2)
●日本フルート物語
近藤 滋郎
音楽之友社 (2003/5/31)
●芸術起業論
村上 隆
幻冬社 (2006/6/25)
●対談 美酒について – 人はなぜ酒を語るか --
吉行 淳之介 vs. 開高 健
サントリー博物館文庫 (1982/6/1)
●春宵十話
岡 潔
毎日新聞社 (1963/2/1)
これらが50年も前に書かれたものであることを忘れて読んでしまう。肩を怒らせて書いてない(言ってない。この本は口述らしい。)だけに、素直に、近ごろの発想・プロセスと感じて不思議でない。それは、本質を的確に捉えた文章であるからだろう。
●チャイコフスキー コンクール – ピアニストが聴く現代 --
中村 紘子
中央公論社 (1988/11/7)
「経験を積み重ねていく過程において、何か芸術家にとって大変に大切なものをすり減らしていっている。」と慨嘆しているが、コンクールの審査基準・役割が、丁度、大学の入試がそうであるように、あるべき姿からズレテいないのだろうかと、思ったりする。
●ダブルス 上達のツボ
橋爪 宏幸
学習研究社 (2002/5/31)
●勝つためのテニス75の練習法
谷澤 英彦
株式会社MCプレス (2006/7/1)
●IKEA モデル
アンダッシュ・ダルヴィッグ Anders Dahlvig / 志村 未帆
集英社 (2012/11/30 )
●ことばの発達の謎を解く
今井 むつみ
筑摩書房 (2013/1/10 )
●Who Moved My Cheese?
Dr. Spencer Johnson
Bookmarque Ltd (1998 )
●七人の敵がいる
加納 朋子
集英社 (2010/6/30 )
もし、こんな状況にある人からすれば、結構シリアスなことだろうが、ちゃかしながらも、読者を前向きに押してくれる書き方はうれしい。こんな気分で過ごせたらいいなぁ。そう、七人の敵がいる、されど、八人の仲間あり。味方はもっといるかも・・
●一瞬の夏
沢木 耕太郎
新潮社 (1994/7/10 )
●ラプソディ・イン・ブルー
末延 芳晴
平凡社 (2003/7/9 )
この本はそんな疑問に、なかなか適切に答えてくれた。ジャズとの関係/無関係、いわゆるクラッシクとの関係/無関係、興味深く読めた。これからは、より一層、楽しく「ラプソディー・イン・ブルー」、「ポーギーとベス」などを楽しむことが出来るだろう。
●The Arithmetic of Life and Death
George Shaffner
Ballantime Books (1999 )
子どもたちに数学・英語を学ぶ楽しさをお伝えるには、かならずしも直接的には役には立たなかったが、いくつかのヒントを得ると同時に、MBA時代を懐かしみながらの再読は楽しかった。何か、そんな役に立つ読み物がないかをもっと探すのと併行して、いっそ、自分で書いてみようとも妄想たくましくしてしまった。
●物語数学史
小堀 憲
新潮選書 (1984/2/25 )
●Kwaidan – Stories and Studies of Strange Things
Lafcadio Hearn
Tuttle Publishing (1971)
●Ten Little Caterpillars
Bill Martin Jr. / Illustrated by Lois Ehlert
Beach Lane Books (2011 )
絵本を大きな声を出して読むことで、楽しみながら英語力を付けるのを目的として2月に1回程度開いていて、今回は “Ten Little Caterpillars “ を材料にして30名ほどの参加者であった。子どもたちに小さなころから、本を楽しんで読むことを身に付けさせる、大島英美さんのワークショップで初読。
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