「反米」チャベス大統領三選2006年12月18日 16時25分18秒

AW Sunday, December 10, 2006 (1741 Vol. 34 / No. 49)

Frontline のトップで「反米」を掲げているチャベス大統領がベネズエラで3選され、強固な反米の一つイランがさっそく祝いを表明したと報じている。中米ニカラグアで米国に敵対しているオルテガ元大統領の復活、エクアドルでも左派政権の勝利など、中南米では相次いで左派政権が誕生している。しかし、誕生している左派政権は必ずしも強固な反アメリカ左派では必ずしもなく、ペルーのガルシア大統領などは、米国との協調を目指していることも確か。

これらの国に共通するのは、米国、IMF、世界銀行がこれらの国々への融資にあたり、市場自由化政策を条件としたので、90年代に日本より一足早く、各種の規制緩和、国営企業の民営化などの、ネオリベラリズムが導入されたことである。しかし、期待に反して、国・国民の間の経済の格差・貧富の格差が広がり、これらの国の反米の動きの源となっているように見える。完全な失敗だとする見方もあるようだ。

今、日本でも、経済の格差・貧富の格差が広がっているが、これらの自由化先進国での流れに沿って行くのか、環境条件が全く違うのでこれとは違った方向に行くのか意見の別れるところだろう。しかし、少なくとも、日本としてのあり方を探るのに、これらの国の課題を参考にすることは出来るはず。グローバリズム即ちアメリカイズムの見方もあるなかでの、アメリカ追従一辺倒ではなく、日本としての確固たる方向が必要だと思うのは私だけではあるまい。

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