チョコレートと木づち ― 2006年12月04日 16時33分06秒
AW Sunday, December 3, 2006 (1741 Vol. 34 / No. 48)
アメリカの中間選挙の結果、一躍注目を浴びたナンシー・ペロシ Nancy Pelosi さんのリーダーシップのスタイルを「チョコレートと木づち」と称しているようだが、残念ながら私に本当の意味が理解できたかが今一だ。「木づち」が何を象徴しているかが、よく分からないからだ。Wikipedia で見ると、“to call for attention or to punctuate rulings and proclamations” とあるが。
日本流に言えば「飴とむち」(“the carrot and the stick”) が最も近いのだろうか。ブッシュ共和党に対して彼女がどんな対応をするか注目したい。 この例のように、単に言葉の問題でなく、古くからの文化、宗教、政治などに関連していることは、日本人には正確に理解するのは難しい。ともあれ、サンフランシスコの名物:ギラーデリー Ghiradelli チョコレートの売れ行きに、彼女のこれからの言動がどう関連してくるか興味が深い。あるいは、古代リベラル (ancient liberal) とも言われている彼女に影響されて、チョコレートの味も変わってきたりして。
「反米」チャベス大統領三選 ― 2006年12月18日 16時25分18秒
AW Sunday, December 10, 2006 (1741 Vol. 34 / No. 49)
Frontline のトップで「反米」を掲げているチャベス大統領がベネズエラで3選され、強固な反米の一つイランがさっそく祝いを表明したと報じている。中米ニカラグアで米国に敵対しているオルテガ元大統領の復活、エクアドルでも左派政権の勝利など、中南米では相次いで左派政権が誕生している。しかし、誕生している左派政権は必ずしも強固な反アメリカ左派では必ずしもなく、ペルーのガルシア大統領などは、米国との協調を目指していることも確か。
これらの国に共通するのは、米国、IMF、世界銀行がこれらの国々への融資にあたり、市場自由化政策を条件としたので、90年代に日本より一足早く、各種の規制緩和、国営企業の民営化などの、ネオリベラリズムが導入されたことである。しかし、期待に反して、国・国民の間の経済の格差・貧富の格差が広がり、これらの国の反米の動きの源となっているように見える。完全な失敗だとする見方もあるようだ。
今、日本でも、経済の格差・貧富の格差が広がっているが、これらの自由化先進国での流れに沿って行くのか、環境条件が全く違うのでこれとは違った方向に行くのか意見の別れるところだろう。しかし、少なくとも、日本としてのあり方を探るのに、これらの国の課題を参考にすることは出来るはず。グローバリズム即ちアメリカイズムの見方もあるなかでの、アメリカ追従一辺倒ではなく、日本としての確固たる方向が必要だと思うのは私だけではあるまい。
搭乗前のトイレ行きでガソリンの節約を! ― 2006年12月18日 22時09分53秒
AW Sunday, December 17, 2006 (1741 Vol. 34 / No. 50)
Xinhua (新華社通信) の伝えるところによると、トイレを1回の使用すると(to flush the toilet) 、1 kg の毛布とか枕を1時間運ぶと、それぞれ、1リットル、0.2 kgのガソリンを消費すると言う。トイレの1回の使用は乗用車を10km あるいは 15km 走行するのに匹敵することになる。これらが節約できると、中国の航空会社は総額、約445億円/半年を浮かすことが出来ると、報じている。
China Southern航空は、乗客を搭乗前に出来るだけトイレに行くように促しているそうだが、これだけの節約が出来るなら、世界の航空会社は、何かインセンティーブを付けてでも、搭乗前のトイレ行きを勧めて、貴重な石油資源の節約を推進すべきと思う。搭乗前のトイレ行きはガソリンの節約になる。大まかに言えば、おしっこ1リットルがガソリン 1リットルに匹敵するのだから。塵も積もれば山となる。
タイム誌の選んだ「今年の人」は「あなた」 ― 2006年12月25日 10時46分20秒
12月18日にニューススタンドに並んだ、タイムス誌が選んだ、「今年の人」(“Person of the Year”) は、「あなた」である。 表紙のコンピューターのディスプレーの “You” の所には鏡が付けられていて、読者自身の顔が写る仕組みだ。「組織から個人へのシフト」とタイムは書いている。
2000年から今年までの受賞者を調べてみると、
・2000 George W. Bush
・2001 Rudolph Giuliani
・2002 The Whistleblowers
・2003 The American Soldier
・2004 George W. Bush
・2005 Bill Gates, Melinda Gates, & Bono
・2006 You
となっている。受賞者選択の新しい流れは、2002年、2003年の “The Whistleblowers”、 “The American Soldier” から見られる。これらを眺めてみると、その時代の世界の状況、流れが現れていると、同時に、タイム誌の見識、品格も見られて興味深いものがある。
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