クレモナ、粗悪な偽造品に苦戦2006年08月08日 11時18分03秒

AsahiWeekly, Sunday, August 6, 2006 (1727 Vol. 34/ No. 31)

  • 彼のストラディヴァリで有名なイタリアのクレモナのヴァイオリンの生産者が、アジアからの偽造品に苦戦している。生産組合長の Auricchio さんは、「経験不足の演奏家、学生が偽物を掴まされてしまう主な被害者です。」と語っています。

日本を代表する世界的ヴァイオリニスト諏訪内晶子さんは、「自分の思うとおりに反応してくれ、時には、その先を教えてくれさえする。」、五島龍さんは、「特に気にかけなくても、自在な音を出してくれ、自分の思う音楽を演奏するのに集中できる。」と、ストラダに対する信頼を語っています。

楽器の中で、そのクオリティーが演奏者に与える影響の最も大きいのが、弦楽器であるように素人の私には思えますので、疑惑が感じられても、ついつい偽物にひかかってしまう、実態が容易に想像ができます。一般的に言えば、ブランド志向の強い日本人が、被害者になる度合いが高いのではと、心配してしまいます。最近、日本国内でも世界に伍していける質の高い、ヴァイオリンが適切な値段で製造・販売されているのに、クレモナまで出かけて、質の悪い偽物を求めてしまうことがないように、心配するのは私だけでしょうか。