中学で「ダンス」、「武道」必修へ ― 2007年09月20日 21時13分18秒
AW Sunday, September 16, 2007 (1783 Vol. 35 / No.36)
「健康を育むための方法を考案するために設置された」中央教育審議会の専門部会は、年度内に改定される予定の学習指導要領で、武道とダンスを中学保健体育の必修とする提案を行った。 この提案が受け入れられると、剣道、相撲、ヒップポップダンスなどがカリキュラムの一部になり、早ければ2011年の春から実施される。
教育に関する改革が必要との考えは、多くの人々で共有されているが、今回の学習指導要領の改訂案は、多くの人々から、かなりの驚きをもってむかえられた。 現行の中学校保健体育の規定では、体つくり運動、器械運動、陸上競技、水泳、球技、そして、体育に関する講義の6つが必修、ダンスと武道の2つが選択である。 この2つも必修になろうとしている。 特に、「武道」の必修化が議論を呼んでいる。
戦後、連合国軍総司令部 (GHQ) は、剣道、柔道などを学校教育の場から禁止したが、その後、相撲、柔道、剣道などが「格技」として復活し、89年には「伝統的文化を尊重する態度を育成」として「格技」が「武道」となった。 次第に、私たち一般庶民が頭に描く「スポーツ」から、「スポーツという形を借りた「道」」(伊吹文科相)になろうとしているようだ。 昨年の教育基本法の改定、いわゆる、「愛国心条項」が根底にあり、一部では、軍国主義復活の道とも見られている中、教育の現場、指導者がどのように、取り組み、生徒を導いていくか、大きな課題を残している。
「健康を育むための方法を考案するために設置された」中央教育審議会の専門部会は、年度内に改定される予定の学習指導要領で、武道とダンスを中学保健体育の必修とする提案を行った。 この提案が受け入れられると、剣道、相撲、ヒップポップダンスなどがカリキュラムの一部になり、早ければ2011年の春から実施される。
教育に関する改革が必要との考えは、多くの人々で共有されているが、今回の学習指導要領の改訂案は、多くの人々から、かなりの驚きをもってむかえられた。 現行の中学校保健体育の規定では、体つくり運動、器械運動、陸上競技、水泳、球技、そして、体育に関する講義の6つが必修、ダンスと武道の2つが選択である。 この2つも必修になろうとしている。 特に、「武道」の必修化が議論を呼んでいる。
戦後、連合国軍総司令部 (GHQ) は、剣道、柔道などを学校教育の場から禁止したが、その後、相撲、柔道、剣道などが「格技」として復活し、89年には「伝統的文化を尊重する態度を育成」として「格技」が「武道」となった。 次第に、私たち一般庶民が頭に描く「スポーツ」から、「スポーツという形を借りた「道」」(伊吹文科相)になろうとしているようだ。 昨年の教育基本法の改定、いわゆる、「愛国心条項」が根底にあり、一部では、軍国主義復活の道とも見られている中、教育の現場、指導者がどのように、取り組み、生徒を導いていくか、大きな課題を残している。
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