子どもたちに、英語・数学/算数の楽しさを伝えたい ― 2013年03月08日 10時27分48秒

The Arithmetic of Life and Death
George Shaffner
Ballantime Books (1999 )
I discovered that many of my relatives, a few of my friends and practically all politicians seem to live their lives in a sort of innumerate bliss –- a stare in which virtually all remnants of mathematical thought have been exorcised high school. These people are the “Refugees from Math.” ・・・・
Every year in every high school, when the last bell rings after the last class of Algebra, in a moment of unrestrained group euphoria, the Refugees from Math shut down their left brains, and another small exodus from math begins.
(Preface P.Xii – XiV)
Without question, the very best way to reduce the likelihood of an untimely death is to be a woman. Even if you were not born a woman, then you may wish to consider behaving like one. Presumably, this would mean doing the little things, like reading the label on the bottle before mixing your heart medicine with bourbon, or not swimming across the flood-swollen river when the water temperature is only fifty degrees Fahrenheit just to prove that you can do it, or not relying on lethal weapons to solve differences of opinion.
(Chapter 30 Death by Misadventure P.157)
It is possible that Nature invented life and death this way on purpose. As long as there is uncertainty in death, then each life must be lived to its fullest. So a firm answer to the question “Is there life after death?” may forever be beyond mortal proof.
(Chapter 35 Life after Death P.184-185)
2012年度の学習支援ボランティア活動(Plus1@菅生中、算数名人@稗原小、ふれあい学習@菅生小)を、まずまずの達成感を持って全て完了した。その一方で改めて思ったのは、子どもたちに、学習(今は英語・数学/算数)の楽しさを伝えることができたか、である。これがず~と心の中で自身に問いかけていたことだ。
2003年の Fall Semester の Managing Exchange のクラスで Gates 教授が副読本として使った “The Arithmetic of Life and Death”が数学の面白さ・楽しさを教えてくれるものだった、のを思い出し、読み直してみようと考えた。2014年の学習支援ボランティア活動に役立つのではと。
子どもたちに数学・英語を学ぶ楽しさをお伝えるには、かならずしも直接的には役には立たなかったが、いくつかのヒントを得ると同時に、MBA時代を懐かしみながらの再読は楽しかった。何か、そんな役に立つ読み物がないかをもっと探すのと併行して、いっそ、自分で書いてみようとも妄想たくましくしてしまった。
もしかして、日本語訳があるかも知れないと、ふと思い、川崎市図書館を検索した。ありました。でも、不思議なことに、タイトルが:
“The Arithmetic of Life” 「人生について数学が教えてくれること」となっていて、 “Death” が消えている。そして、章の数も少し少ない。初版をだしてから、評判などを参考にして改訂をしたのだろうか。
人生について数学が教えてくれること
ジョージ・シャフナー
角川書店 (2001/1/31 )
大人が気軽に読める文体と量なので、「算数難民(Refugees from Math)」および、中学生を含んで、その候補者には一読して欲しい読み物である。
リードアラウドの会@表参道 ― 2013年03月24日 19時53分11秒

Ten Little Caterpillars
Bill Martin Jr. / Illustrated by Lois Ehlert
Beach Lane Books (2011)
The first little caterpillar crawled into a bower.
The second little caterpillar wriggled up a flower.
The third little caterpillar climbed a cabbage head.
The fourth little caterpillar found a melon bed.
The fifth little caterpillar sailed a garden pool.
The sixth little caterpillar was carried off to school.
The seventh little caterpillar met a hungry wren.
The eighth little caterpillar was frightened by a hen.
The ninth little caterpillar fell into the sea.
The tenth little caterpillar scaled an apple tree …
and hung there patiently …
until by and by, the tenth little caterpillar …
became a butterfly.
Asahi Weekly の「リードアラウドの会」のアナウンスメントを見たとき、中学生、小学生への学習支援ボランティアの役に立つかな、そして、自分の英語力のアップにも、と思い参加した。特に、勉強を楽しんでやることを子どもたちに教えることへの参考にならないかと。
小学生とそのおやごさんを主ターゲットにしたワークショップであり、絵本を大きな声を出して読むことで、楽しみながら英語力を付けるのを目的として2月に1回程度開いていて、今回は “Ten Little Caterpillars “ を材料にして30名ほどの参加者であった。子どもたちに小さなころから、本を楽しんで読むことを身に付けさせる、大島英美さんのワークショップ。
単に読むだけなら、ほんの数分で済むが、そこに書かれて/描かれていろいろのこと/ものに思いを広げると、自分にとっても、聞かせる相手にとっても、空間も時間もどんどん広がる。これが読書の喜びの原点だなぁと改めて思った。しばらく、こんな読み方をしてないことに気づかせてくれた、機会・本、ありがとう。いつもとは違った感覚で読んだ。2回、3回と。
読書記録 2013年1月~3月 ― 2013年03月30日 17時10分38秒

「春宵十話」の表紙
2013年1月から3月の3か月で読んだ本をリストアップした。特に、記憶に残ったものには、記録の原本のメモの一部を書き添えた。このように一覧にすると、自分の発想を豊かにし、子どもたちに学ぶことの楽しさを伝えたいと思っているわりには、いかにも統一感もなく、行き当たりばったりで読んでいるのを改めて感じる。
●音、沈黙と測りあえるほどに – 武満 徹 著作集 1 –
武満 徹
新潮社 (2000/2/25)
武満の「声(ヴォイス) - 独奏フルート奏者のための」を初めて聴いたときの強烈な印象が、今でも心に残っている。必ずしも、私の感性にフィットするものとは言えないが、衝撃は鮮烈であった。遺作と言われる、”Air” の方が、実は好きなのです。
●CDでわかる みんなの楽典
高田 美佐子
ナツメ社 (2012/4/2)
●日本フルート物語
近藤 滋郎
音楽之友社 (2003/5/31)
●芸術起業論
村上 隆
幻冬社 (2006/6/25)
●対談 美酒について – 人はなぜ酒を語るか --
吉行 淳之介 vs. 開高 健
サントリー博物館文庫 (1982/6/1)
●春宵十話
岡 潔
毎日新聞社 (1963/2/1)
これらが50年も前に書かれたものであることを忘れて読んでしまう。肩を怒らせて書いてない(言ってない。この本は口述らしい。)だけに、素直に、近ごろの発想・プロセスと感じて不思議でない。それは、本質を的確に捉えた文章であるからだろう。
●チャイコフスキー コンクール – ピアニストが聴く現代 --
中村 紘子
中央公論社 (1988/11/7)
「経験を積み重ねていく過程において、何か芸術家にとって大変に大切なものをすり減らしていっている。」と慨嘆しているが、コンクールの審査基準・役割が、丁度、大学の入試がそうであるように、あるべき姿からズレテいないのだろうかと、思ったりする。
●ダブルス 上達のツボ
橋爪 宏幸
学習研究社 (2002/5/31)
●勝つためのテニス75の練習法
谷澤 英彦
株式会社MCプレス (2006/7/1)
●IKEA モデル
アンダッシュ・ダルヴィッグ Anders Dahlvig / 志村 未帆
集英社 (2012/11/30 )
●ことばの発達の謎を解く
今井 むつみ
筑摩書房 (2013/1/10 )
●Who Moved My Cheese?
Dr. Spencer Johnson
Bookmarque Ltd (1998 )
●七人の敵がいる
加納 朋子
集英社 (2010/6/30 )
もし、こんな状況にある人からすれば、結構シリアスなことだろうが、ちゃかしながらも、読者を前向きに押してくれる書き方はうれしい。こんな気分で過ごせたらいいなぁ。そう、七人の敵がいる、されど、八人の仲間あり。味方はもっといるかも・・
●一瞬の夏
沢木 耕太郎
新潮社 (1994/7/10 )
●ラプソディ・イン・ブルー
末延 芳晴
平凡社 (2003/7/9 )
この本はそんな疑問に、なかなか適切に答えてくれた。ジャズとの関係/無関係、いわゆるクラッシクとの関係/無関係、興味深く読めた。これからは、より一層、楽しく「ラプソディー・イン・ブルー」、「ポーギーとベス」などを楽しむことが出来るだろう。
●The Arithmetic of Life and Death
George Shaffner
Ballantime Books (1999 )
子どもたちに数学・英語を学ぶ楽しさをお伝えるには、かならずしも直接的には役には立たなかったが、いくつかのヒントを得ると同時に、MBA時代を懐かしみながらの再読は楽しかった。何か、そんな役に立つ読み物がないかをもっと探すのと併行して、いっそ、自分で書いてみようとも妄想たくましくしてしまった。
●物語数学史
小堀 憲
新潮選書 (1984/2/25 )
●Kwaidan – Stories and Studies of Strange Things
Lafcadio Hearn
Tuttle Publishing (1971)
●Ten Little Caterpillars
Bill Martin Jr. / Illustrated by Lois Ehlert
Beach Lane Books (2011 )
絵本を大きな声を出して読むことで、楽しみながら英語力を付けるのを目的として2月に1回程度開いていて、今回は “Ten Little Caterpillars “ を材料にして30名ほどの参加者であった。子どもたちに小さなころから、本を楽しんで読むことを身に付けさせる、大島英美さんのワークショップで初読。
最近のコメント