小学校での英語学習支援ボランティアはどのように2012年01月14日 14時22分23秒

川崎市内の二つの小学校で学習支援ボランティア(稗原小の算数名人、菅生小のふれあい学習)をしていますが、今は、いわゆる落ちこぼれの防止に大きな力になる算数に注力しています。一方で、小学校での英語授業が始まるにあたって、どのような貢献があるかと仲間で話すことがあります。算数の場合との違いはあるのか、それは何だろうかと。大きな違いの一つは、算数の場合は先生方に既に蓄積・経験があり、それをベースに活動が出来ることだと思います。一方、英語は言ってみれば、先生方もゼロからのスタート。

2012年1月9日 朝日新聞のコラム「私の視点」に、神奈川県の市立小学校の教頭、中村有佐さんが「小学校の英語 伝え合う喜び育てたい」と題して書かれているのに出会いました。要点を私なりに整理すると、以下のようになるでしょう。

 小学校英語の目的は、「英会話ができるようにする」ことではなく、英語を通じて「コミュニケーション能力の素地」を養うことにある。
 新しい言語との出会いでる小学校英語活動も、「楽しさ、喜び」のある活動を展開していくことが自然であり、望ましい。
 毎回の授業を通じて、英語はおもしろい、聞いていたら分かったと感じると、児童はもっと英語を聞きたい、話したい、人と触れ合いたいというエネルギーをためていくだろう。それがパワーとなって中学校での英語学習や日常のコミュニケーションへと向かう。

このコラム、大変参考になりました。算数の場合でも、学習が楽しく感じられるよう、好きになるよう、を大きな狙いにしながら学力アップを図っています。学力アップが唯一のゴールではありません。今までできなかったことができるようになった時の、子どもたちのよろこびは、次への大きなエネルギーになっていると思います。「次へ喜び」を期待させることの重要さがより増すと言うことなのでしょうね。新学期に向かい、新しい展開になればいいな、と思っています。

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