北朝鮮:爆弾ではなく、高級ビールを製造。 誰が飲むの?? ― 2008年04月04日 12時17分06秒
Asahi Weekly Sunday, March 30, 2008 No.1810
北朝鮮、人民が貧困に喘ぎ、共産主義のプロパガンダと武力による威嚇の国として名をはせる、あの北朝鮮が、爆弾ではなく、最高級のビールをここ数年にわたって製造しているとの記事に接して、混乱と当惑に見舞われた。サウジアラビアなど宗教上の理由からアルコール類が禁止されている国々で、ビールが生産されているとの報道があっても、これほどのショックを受けたかどうか。
始まりは、2000年のイギリスのアッシャ醸造 (British’s Usher brewery) から、トロウブリッジ、ウイルシャア醸造工場 (Trowbridge, Wiltshire plant) を買収して、本格的な製造を行ったことである。 このビールは、ピョンヤン (Pyongyang) を流れているテドンガン (Taedonggang) 川に因んで命名されたと言う。少し甘口でこくのある、少し苦味のあと口のラガーであると言う。
でも、このビールが上等なものであるとなおさら、私の胸に浮かんだのは、一体誰が飲むのか、何のために製造されているのか、であった。一般よりうんと高価に商品が扱われている、ピョンヤンの外国人用のホテルで、640 CC のボトルが¥78 なのは、私たちの日本的感覚からは決して高くはないが、現地ではとても買えない代物なのだろう。外国メディアの報道によれば、一般の北朝鮮の人には、同価格のお金を払うなら、米で造られたもっとたくさん酔える酒が好みであるようだ。その幹部はビールを買う余裕があり、2,200万人に十分な食料を与えなくても、ビール醸造に必要な原材料を確保出来るこのビール製造は、国を支配している共産党のお気に入りのプロジェクト (a favorite project of the ruling communist party) であるようだ。彼らは、製造コストを無視して、最高級の材料を使ってテドンガン ビールを醸造しているとのこと。最上級のコニャックを楽しんでいる将軍様の、ヘネシー (Hennessy) の年間予算が 2億円あまりにもなる国である。
北朝鮮、人民が貧困に喘ぎ、共産主義のプロパガンダと武力による威嚇の国として名をはせる、あの北朝鮮が、爆弾ではなく、最高級のビールをここ数年にわたって製造しているとの記事に接して、混乱と当惑に見舞われた。サウジアラビアなど宗教上の理由からアルコール類が禁止されている国々で、ビールが生産されているとの報道があっても、これほどのショックを受けたかどうか。
始まりは、2000年のイギリスのアッシャ醸造 (British’s Usher brewery) から、トロウブリッジ、ウイルシャア醸造工場 (Trowbridge, Wiltshire plant) を買収して、本格的な製造を行ったことである。 このビールは、ピョンヤン (Pyongyang) を流れているテドンガン (Taedonggang) 川に因んで命名されたと言う。少し甘口でこくのある、少し苦味のあと口のラガーであると言う。
でも、このビールが上等なものであるとなおさら、私の胸に浮かんだのは、一体誰が飲むのか、何のために製造されているのか、であった。一般よりうんと高価に商品が扱われている、ピョンヤンの外国人用のホテルで、640 CC のボトルが¥78 なのは、私たちの日本的感覚からは決して高くはないが、現地ではとても買えない代物なのだろう。外国メディアの報道によれば、一般の北朝鮮の人には、同価格のお金を払うなら、米で造られたもっとたくさん酔える酒が好みであるようだ。その幹部はビールを買う余裕があり、2,200万人に十分な食料を与えなくても、ビール醸造に必要な原材料を確保出来るこのビール製造は、国を支配している共産党のお気に入りのプロジェクト (a favorite project of the ruling communist party) であるようだ。彼らは、製造コストを無視して、最高級の材料を使ってテドンガン ビールを醸造しているとのこと。最上級のコニャックを楽しんでいる将軍様の、ヘネシー (Hennessy) の年間予算が 2億円あまりにもなる国である。
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