Room to read/ John Wood が バロンのトップ25 Giversに ― 2010年12月21日 18時31分11秒
Room to read/ John Wood が バロンのトップ25 Givers: “Barron’s “Top 25 Givers” issue (12/6/2010)” の9位にランクされた。
Top 25 に選ばれるだけでもすごいのに、その上位にランクされた。
これはすばらしい出来事である。
日本では、特に一般の人には、あまり知られていないが、バロン(Barron’s Magazine) は、ダウジョーンズ(Dow Jones & Co) が30万部発行している権威ある雑誌である。
そして、この評価はバロンとフィランソロフィストやチャリティー基金などにアドバイスをしている世界の指導的な ”グローバル・フィランソロフィー・グループ” (Global Philanthropy Group) が、選定したものである点が注目されることだ。
http://online.barrons.com/article/SB50001424052970204869904575620981420096098.html#articleTabs_panel_article%3D1
トップ10にリストされているグループは、
1. Bill and Melinda Gates/ Bill & Melinda Gates Foundation
2. Pierre and Pam Omidyar/ The Omidyar Network
3. Thomas Siebel/ The Meth Project
4. Jeff Skoll/ Skoll Foundation
5. Chris and Jamie Cooper-Hohn/ The Children's Investment Fund FOUNDATION
6. Paul Tudor Jones II/ Robin Hood Foundation
7. Donna & Philip Berber/ A Glimmer of Hope
8. Bill Clinton/ William J. Clinton Foundation
9. John Wood/ Room to Read
10. Arpad Busson/ ARK: Absolute Return for Kids
世界的なグループの中で、Room to Readが高い評価を得た理由は:
・Room to Read が単独でプログラムを遂行するのではなく、早い段階から、子ども達の両親やコミュニティーと協力して、永続的なプログラムにしていること
・5,000人以上になるボランティアが世界の52の都市で基金の獲得に関わり、出来るだけ多くの基金を現地に届けるよう、最小のコストで活動していること
が多くある優れた点の中で、最も顕著な点であると思う。
Top 25 に選ばれるだけでもすごいのに、その上位にランクされた。
これはすばらしい出来事である。
日本では、特に一般の人には、あまり知られていないが、バロン(Barron’s Magazine) は、ダウジョーンズ(Dow Jones & Co) が30万部発行している権威ある雑誌である。
そして、この評価はバロンとフィランソロフィストやチャリティー基金などにアドバイスをしている世界の指導的な ”グローバル・フィランソロフィー・グループ” (Global Philanthropy Group) が、選定したものである点が注目されることだ。
http://online.barrons.com/article/SB50001424052970204869904575620981420096098.html#articleTabs_panel_article%3D1
トップ10にリストされているグループは、
1. Bill and Melinda Gates/ Bill & Melinda Gates Foundation
2. Pierre and Pam Omidyar/ The Omidyar Network
3. Thomas Siebel/ The Meth Project
4. Jeff Skoll/ Skoll Foundation
5. Chris and Jamie Cooper-Hohn/ The Children's Investment Fund FOUNDATION
6. Paul Tudor Jones II/ Robin Hood Foundation
7. Donna & Philip Berber/ A Glimmer of Hope
8. Bill Clinton/ William J. Clinton Foundation
9. John Wood/ Room to Read
10. Arpad Busson/ ARK: Absolute Return for Kids
世界的なグループの中で、Room to Readが高い評価を得た理由は:
・Room to Read が単独でプログラムを遂行するのではなく、早い段階から、子ども達の両親やコミュニティーと協力して、永続的なプログラムにしていること
・5,000人以上になるボランティアが世界の52の都市で基金の獲得に関わり、出来るだけ多くの基金を現地に届けるよう、最小のコストで活動していること
が多くある優れた点の中で、最も顕著な点であると思う。
アニカ ソレンスタム の引退に思う ― 2008年06月03日 19時43分57秒
Asahi Weekly Sunday, June 1, 2008 No.1819
母国スウェーデンをはじめとする世界中のメディアの前で、婚約者のマイク マギー (Mike McGee)と、アニカ・ソレンスタム (Annika Sorenstam) は、競技ゴルフからの今季限りの引退と来春の(再)結婚を、晴れやかな表情で表明したと報じられている。
アニカは、2001年からの5年連続を含めて8年間、LPGA の賞金女王の座にあったが、2007 年は ロレーナ オチョア (Lorena Ochoa) が女王の座に上った。ある人は、アニカとロレーナを比較して、二人は完璧な対極にあると言っている。 氷と火、技術と感覚、爆発力と息をのむ効率性。 これがフアンを熱狂させた。しかし、これらの要因のある中で、アニカはロレーナの存在が、引退の原因ではないと述べている。
メディアはいろいろと、アニカの引退の原因/要因について報道し、たぶん、一つの原因ではなく、複数の原因が重なったものだと評してある。 彼女の引退の噂は 4-5年前から出ており、私も関心を持って見守ってきた。 その間、TVでのプレイを見ていて感じたのは、彼女は意外と不器用だ、ということだった。 言い換えると、アニカは、オール オア ナッシング タイプ(an all-or-nothing type) で、同時にいくつものことに集中できない性格のように見えた。 厳しいコンペティション ゴルフの世界、妻 (一度失敗している)、そして、実業家 (ゴルフ関連の事業を順調に展開している) を同時にやれるタイプではない、と感じていたので、彼女らしい優先順位をつけた決断だったのだと、素直に納得した。
難しいコースをすぐれた決断と行動で制した彼女、今度はコースの外でも類稀な才能を発揮してくれることだろうと、彼女の今まで、今回のメディアの報道を見て感じている。LPGA、ファン、などいろいろの方向からの見方があるだろうが、彼女自身の思いを最優先して考えるのは至極当然だと私は思う。
母国スウェーデンをはじめとする世界中のメディアの前で、婚約者のマイク マギー (Mike McGee)と、アニカ・ソレンスタム (Annika Sorenstam) は、競技ゴルフからの今季限りの引退と来春の(再)結婚を、晴れやかな表情で表明したと報じられている。
アニカは、2001年からの5年連続を含めて8年間、LPGA の賞金女王の座にあったが、2007 年は ロレーナ オチョア (Lorena Ochoa) が女王の座に上った。ある人は、アニカとロレーナを比較して、二人は完璧な対極にあると言っている。 氷と火、技術と感覚、爆発力と息をのむ効率性。 これがフアンを熱狂させた。しかし、これらの要因のある中で、アニカはロレーナの存在が、引退の原因ではないと述べている。
メディアはいろいろと、アニカの引退の原因/要因について報道し、たぶん、一つの原因ではなく、複数の原因が重なったものだと評してある。 彼女の引退の噂は 4-5年前から出ており、私も関心を持って見守ってきた。 その間、TVでのプレイを見ていて感じたのは、彼女は意外と不器用だ、ということだった。 言い換えると、アニカは、オール オア ナッシング タイプ(an all-or-nothing type) で、同時にいくつものことに集中できない性格のように見えた。 厳しいコンペティション ゴルフの世界、妻 (一度失敗している)、そして、実業家 (ゴルフ関連の事業を順調に展開している) を同時にやれるタイプではない、と感じていたので、彼女らしい優先順位をつけた決断だったのだと、素直に納得した。
難しいコースをすぐれた決断と行動で制した彼女、今度はコースの外でも類稀な才能を発揮してくれることだろうと、彼女の今まで、今回のメディアの報道を見て感じている。LPGA、ファン、などいろいろの方向からの見方があるだろうが、彼女自身の思いを最優先して考えるのは至極当然だと私は思う。
Room to Read Tokyo Funding Opportunities Event ― 2008年06月01日 11時51分39秒
Asahi Weekly Sunday, May 25, 2008 No.1818
先日、 5月24日 (土) に六本木ヒルズ 森タワーのアカデミー ヒルズ ライブラリーで、インビテーション・オンリーのルーム トゥ リード東京 (Room to Read Tokyo, RTR Tokyo) * のファンドレイジング・イベント (Funding Opportunities Event) が、日本人および在日外国人コミュニティからビジネス・リーダー、大使、教育者およびオピニオン・リーダーなどが集まり、大きな盛りあがりの中で開催された。私は、ある意味ではイベントで最も大切な役割、寄付受付テーブル (Donation Table) を、アメリカの女子大学生二人と共に担当し、大変興奮した有意義な夕べを過ごした。
このイベントの直前に、ジョン レノン (John Lennon) の、走り書きの自筆の歌詞原稿「平和を我等に」(Give Peace A Chance) が、7月に行われるオークションに出されると話題を呼んでおり、その実施の仕方、また、使い道について興味を抱いて時でもあり、ファンドレイジングが具体的にどんな形でやられるのか、興味深々であったので、このイベントは思い入れが一段と大きかった。
このRTR Tokyoのイベントでも、一般的な、例えばメジャーリガーのサイン ボール、ナパ (Napa) のワイン、などもあったが、特徴的なのは、途上国での学校あるいは図書館の建設、女児に対する10年間の奨学金など RTR のミッションに即したオークションが主体であったことだ。 父親に抱かれた2歳くらいの女の子が、番号の書かれたパドル (Paddle) を頭上にかざし、女児への奨学金を $2,500 (約 \275,000) で買った後、私たちのテーブルの来た。 父親の、「どこの国の子供に渡すのがいいと思う? カンボディア、インド、ラオス、ネパール、スリランカ、ベトナムなどあるよ。」にたいして、女の子は分からないと首を小さく振っていたが、最後には、インドの女児へにと決まり、用紙に記入した。
オークションは RTR の CEO ジョン ウッド (John Wood) が自ら取り仕切ったが、参加者を実に巧みに乗せていた。 私の友人も「図書室を買うつもりだったが、乗せられて学校 (約 \2,500,000) を買ってしまいました。」と晴れやかな顔を見せてくれた。総額、約 \ 50,000,000 が一晩で集まったようだった。
* 「世界を変えるのは、教育を受けた子供達」のモットーの下、ネパール、カンボディアなどの途上国の子供たちに、教育の場:学校、図書館、図書室、現地語の本の出版、奨学金など各種の支援を、現地の人たちとの共同活動でする世界規模の NPO。
先日、 5月24日 (土) に六本木ヒルズ 森タワーのアカデミー ヒルズ ライブラリーで、インビテーション・オンリーのルーム トゥ リード東京 (Room to Read Tokyo, RTR Tokyo) * のファンドレイジング・イベント (Funding Opportunities Event) が、日本人および在日外国人コミュニティからビジネス・リーダー、大使、教育者およびオピニオン・リーダーなどが集まり、大きな盛りあがりの中で開催された。私は、ある意味ではイベントで最も大切な役割、寄付受付テーブル (Donation Table) を、アメリカの女子大学生二人と共に担当し、大変興奮した有意義な夕べを過ごした。
このイベントの直前に、ジョン レノン (John Lennon) の、走り書きの自筆の歌詞原稿「平和を我等に」(Give Peace A Chance) が、7月に行われるオークションに出されると話題を呼んでおり、その実施の仕方、また、使い道について興味を抱いて時でもあり、ファンドレイジングが具体的にどんな形でやられるのか、興味深々であったので、このイベントは思い入れが一段と大きかった。
このRTR Tokyoのイベントでも、一般的な、例えばメジャーリガーのサイン ボール、ナパ (Napa) のワイン、などもあったが、特徴的なのは、途上国での学校あるいは図書館の建設、女児に対する10年間の奨学金など RTR のミッションに即したオークションが主体であったことだ。 父親に抱かれた2歳くらいの女の子が、番号の書かれたパドル (Paddle) を頭上にかざし、女児への奨学金を $2,500 (約 \275,000) で買った後、私たちのテーブルの来た。 父親の、「どこの国の子供に渡すのがいいと思う? カンボディア、インド、ラオス、ネパール、スリランカ、ベトナムなどあるよ。」にたいして、女の子は分からないと首を小さく振っていたが、最後には、インドの女児へにと決まり、用紙に記入した。
オークションは RTR の CEO ジョン ウッド (John Wood) が自ら取り仕切ったが、参加者を実に巧みに乗せていた。 私の友人も「図書室を買うつもりだったが、乗せられて学校 (約 \2,500,000) を買ってしまいました。」と晴れやかな顔を見せてくれた。総額、約 \ 50,000,000 が一晩で集まったようだった。
* 「世界を変えるのは、教育を受けた子供達」のモットーの下、ネパール、カンボディアなどの途上国の子供たちに、教育の場:学校、図書館、図書室、現地語の本の出版、奨学金など各種の支援を、現地の人たちとの共同活動でする世界規模の NPO。
スーパー ボウル -- 素晴らしいプレイに期待 ― 2008年02月03日 20時15分14秒
AsahiWeekly Sunday, February 3, 2008 No.1802
世界の多くの国々から注目されているビッグ・イベントが、アメリカで今週、二つ行われる、。その名も “Super” と付けられている二つである。その一つは、ここ1ヶ月にわたって新聞、TVのトップで報ぜられることの多かった、“Super Tuesday” であり、も一つが今回私が書こうとしている “Super Bowl” だ。
“Super Bowl” で対戦するのは、NFC カンファレンスの優勝ティーム:ジャイアンツ (Giants) 、AFC カンファレンスの勝者:ペトリオッツ (Patriots) で、2月3日(日)、(日本時間 2月4日)に行われる。私が実際にこの目でじかに本場のアメリカン・フットボールを見たのは、正規リーグ終盤のアトランタでの試合だけだが、それだけからしても、“Super Bowl” の熱狂振りが計り知れないものだと予想される。
活躍するであろう選手の名前も、メディアを賑わしたいる。ペトリオッツでは、QB の ブレディ (Brady)、LB の ブルースキー、WR の モス、そして監督のベリチック。ジャイアンツでは、QB のマニング(弟)、DE の ユメニオーラ、RB の ジェイコブス、そして監督のコフリン。などなど。誰が活躍して勝利の立役者になるのか楽しみだ。ここに上がってない名前の活躍も十分にありうる。
今年は実の所、何処が勝つかには私の関心は余りない。応援している シーホークス (Seahawks、イチロウと同じシアトルをホームにしており、私の住んでいたオレゴンから近い。 スタジアムはマリナーズのセーフィコ・フィールドの隣にある。) がプレイ・オフで、残念ながら敗退しているからだ。ペトリオッツ、ジャイアンツの双方が、どんなに十分な準備をし、試合でそれを発揮でき、本場ならではの素晴らしいプレイを見せてくれくかを期待している。得点差の少ない、最後まで勝敗の分からない際どい試合になるだろう。 試合前のいろいろの予想、実際の試合中、試合後の総括、どれも楽しみだが、戦術の予想、選手起用、宣伝合戦などいろいろ考えることの多い試合前が一番興奮する。
世界の多くの国々から注目されているビッグ・イベントが、アメリカで今週、二つ行われる、。その名も “Super” と付けられている二つである。その一つは、ここ1ヶ月にわたって新聞、TVのトップで報ぜられることの多かった、“Super Tuesday” であり、も一つが今回私が書こうとしている “Super Bowl” だ。
“Super Bowl” で対戦するのは、NFC カンファレンスの優勝ティーム:ジャイアンツ (Giants) 、AFC カンファレンスの勝者:ペトリオッツ (Patriots) で、2月3日(日)、(日本時間 2月4日)に行われる。私が実際にこの目でじかに本場のアメリカン・フットボールを見たのは、正規リーグ終盤のアトランタでの試合だけだが、それだけからしても、“Super Bowl” の熱狂振りが計り知れないものだと予想される。
活躍するであろう選手の名前も、メディアを賑わしたいる。ペトリオッツでは、QB の ブレディ (Brady)、LB の ブルースキー、WR の モス、そして監督のベリチック。ジャイアンツでは、QB のマニング(弟)、DE の ユメニオーラ、RB の ジェイコブス、そして監督のコフリン。などなど。誰が活躍して勝利の立役者になるのか楽しみだ。ここに上がってない名前の活躍も十分にありうる。
今年は実の所、何処が勝つかには私の関心は余りない。応援している シーホークス (Seahawks、イチロウと同じシアトルをホームにしており、私の住んでいたオレゴンから近い。 スタジアムはマリナーズのセーフィコ・フィールドの隣にある。) がプレイ・オフで、残念ながら敗退しているからだ。ペトリオッツ、ジャイアンツの双方が、どんなに十分な準備をし、試合でそれを発揮でき、本場ならではの素晴らしいプレイを見せてくれくかを期待している。得点差の少ない、最後まで勝敗の分からない際どい試合になるだろう。 試合前のいろいろの予想、実際の試合中、試合後の総括、どれも楽しみだが、戦術の予想、選手起用、宣伝合戦などいろいろ考えることの多い試合前が一番興奮する。
パバロッティさん:最後のスタンディング・オベイション ― 2007年09月27日 16時35分08秒
AW Sunday, September 23, 2007 (1784 Vol. 35 / No.37)
世界的なテナー ルチアーノ・パバロッティ さん (Luciano Pavarotti) の葬儀に約5万の人々が集まり、別れを惜しんだ。 彼の最も有名なアリア プチーニ (Puccini) の 「トゥーランドット」 (Turandot) の 「誰も寝てはならぬ」 (Nessun Dorma) がスピーカーから流れる中、大聖堂からひつぎが運び出されると、観衆から大きな拍手と「ブラボー」の歓声が上がる情景を、メディアが報じていた。
この光景は、半ば、信じられないものであったが、その一方では、極く自然に見える状況でもあった。 たとえその人がどんな世界的あるいは国民的ヒーローだあっても、葬儀の場で、誰がリードするでもなく、自然に全体から拍手がわき起こったり、ましてや「ブラボー」の歓声が上がるなど、日本ではあり得ないのではなかろうか。 しかし、映像などで見ると、パバロッティさんの葬儀では、死を悲しんでいると言うより、賛辞と敬意をもって送り出しているような自然さが感じられた。 まさに、最後のスタンディング・オベイション。
オペラなどのクラシック音楽を、エリート階級の芸術から、一般の人の楽しみにした彼への親近感。 音楽を命を守り、戦争に反対する道具ともした彼への敬意。 死を神に召される喜びとする宗教観・文化的価値観。 などなど、ようようのファクターから、あのようなシーンになったのであろうが、(実際にその場にいたのではないから、軽々しく言えないことだが、) 私たち日本人は、いろいろな意味でグローバルな感性・価値観・行動から、すこし離れたところにいると感じる。 これは、いいことでもあり、考えねばならないことでもあろう。 世界から理解され、尊敬される、私たちなりの文化観・価値観が創れれば、素晴らしいことだと思う。
世界的なテナー ルチアーノ・パバロッティ さん (Luciano Pavarotti) の葬儀に約5万の人々が集まり、別れを惜しんだ。 彼の最も有名なアリア プチーニ (Puccini) の 「トゥーランドット」 (Turandot) の 「誰も寝てはならぬ」 (Nessun Dorma) がスピーカーから流れる中、大聖堂からひつぎが運び出されると、観衆から大きな拍手と「ブラボー」の歓声が上がる情景を、メディアが報じていた。
この光景は、半ば、信じられないものであったが、その一方では、極く自然に見える状況でもあった。 たとえその人がどんな世界的あるいは国民的ヒーローだあっても、葬儀の場で、誰がリードするでもなく、自然に全体から拍手がわき起こったり、ましてや「ブラボー」の歓声が上がるなど、日本ではあり得ないのではなかろうか。 しかし、映像などで見ると、パバロッティさんの葬儀では、死を悲しんでいると言うより、賛辞と敬意をもって送り出しているような自然さが感じられた。 まさに、最後のスタンディング・オベイション。
オペラなどのクラシック音楽を、エリート階級の芸術から、一般の人の楽しみにした彼への親近感。 音楽を命を守り、戦争に反対する道具ともした彼への敬意。 死を神に召される喜びとする宗教観・文化的価値観。 などなど、ようようのファクターから、あのようなシーンになったのであろうが、(実際にその場にいたのではないから、軽々しく言えないことだが、) 私たち日本人は、いろいろな意味でグローバルな感性・価値観・行動から、すこし離れたところにいると感じる。 これは、いいことでもあり、考えねばならないことでもあろう。 世界から理解され、尊敬される、私たちなりの文化観・価値観が創れれば、素晴らしいことだと思う。
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