2012年 Plus One スタート2012年05月10日 21時54分04秒


プラス ワン2012年度の活動開始に当たり、コーディネーター役の学習委員会メンバー、学習支援ボランティアで、第一回目の会合を持った。 2011年度はとても充実した活動であったと感じつつ、更に上を目指すには何をやるべきかと話を進めた。話の場への、ケーキとコーヒーの持ち寄りによって、よりオープンな話し合いの場が持てたと感じる。

多くの課題の中で特に議論の中心になったのは、
(1)「プラス ワン ドリル」のいっそうの充実
(2)問題児など生徒への対応
の二つであった。

「プラス ワン ドリル」は、学力が 1 から 3 の子どもたちを対象の中心にした、学力向上を目指した練習であり、2011年度よりプラス ワン活動の中核の役割を果たすものである。
より効果が上がるように、テスト前など適切なタイミングに、教師と話し合いの場を持ち、学習指導要領、教師用指導書、あるいは授業に合わせた課題等に基づいた教え方について、教師から聞きたいたり、意見の交換を行うことを長期的な目標とする。当面はテスト範囲における狙い、重要ポイント等を知る機会を持つことからスタートする。
ドリルには、学習するポイントの明示・例題などを入れ、学力に合わせて段階的に取り組めるような工夫、字を大きめにして一ページの問題数を少なくして、終われば次のページに移ることで、進捗感と意欲の継続を狙う工夫をする。

学力そのものの向上と併せて、プラス ワンに参加しながら、ほとんど勉強しなかったり、勉強している子どもたちの邪魔をする何人かの子どもの対応につて話し合った。
先生などとの話し合いから、部活などの待ち時間の暇つぶしに来ている、自宅にもどこにも自分の居場所がなく来ている、子どもなど、プラス ワンに来てなど何かしら得ようとしていると思っていたのではすれ違いになってしまう現況があることに愕然とする。「静かにしなさい」、「勉強しないなら部屋から出て行きなさい」など、子どもたちからすると、否定的な言葉にならないように気をつけながら、プラスの気持ちを起こさせる声かけをする。
即効薬はなさそうだが、これらの子どもたちも、1年過ぎると少しずつながら、ドリルの1ページくらいはやりだす実績も出てきている。甘くはないが辛抱強くやるのが最善かとも思う。

より直観的(?)になった英語の教科書2012年05月24日 10時42分06秒



私たちが長年やっている 川崎)宮前区の菅生中学校での学習支援ボランティア活動“Plus 1 (プラス ワン)”。英語と数学の2教科で支援している。放課後に希望の生徒さんに支援、と言うより一緒になって、楽しみながら学力を今より「一つ」 - Plus 1 - 上げましょう、との趣旨の取組です。普通の教室ではなく、金工室と木工室で四角いテーブルを囲んで。

今学年は英語の教科書が変わった。担当の先生の意向ではなく、別の要因のようだ。小学校での英語授業開始も一つの要因かも知れない。

○NEW HORIZON (TOKYO SHOSEKI) から
最初に出てくる言葉:
Good morning, everyone. Good morning, Mr. Simon.
How are you? Fine, thank you. And you?
Fine, thank you.
○TOTAL ENGLISH (GAKKO TOSHO) へ。
最初に出てくる言葉:
Hello!
My name is Kato Nanami.
Please call me Nana.
Nice to meet you.

ボランテイァをしている世代では:
 This is a pen.
でしたから、大きな変化です。

二つのシリーズは会話重視、挿絵・写真いっぱい、の編集方針は同じだが、システマチックからより直観的になっているように感じる。パソコン・スマホ・携帯電話などの操作が、どんどん直観てきになるのと呼応しているのだろうか。今の子どもたちは、マニュアルなどなくても、どんどん使いこなしてしまう。赤ん坊が、言葉を覚える・理解する過程は、正に直観力以外の何物でもないかも、とも思う。

このような基本的な移り変わりの本質をしっかりと捉えて、子どもたちへの学習支援を行うのは極めてチャレンジングであり、重要なことと認識を新たにする。