電車男=Train Man?? ― 2006年08月31日 09時51分39秒
AW Sunday, August 27 2006 (1730 Vol. 34 / No. 34)
今週の特集:通訳者について書いてみます。通訳者のタイプは大きく分けると2種類あると思います。 話者の話す一語一語を逐一的に通訳するタイプ。 これがい一般的でしょう。主に話の内容そのものが、通訳者にはよく分からない場合に多いようです。 他の一つは、逐一的には通訳せず、話者の言いたいと思われることを「意訳」する場合です。 これは話者の日頃からの考え方、発想法などを分かっている通訳者のみが出来ることです。 日本人のトップ・マネージメントの中には、(特に外国人にとっては)言語明瞭、意味不明瞭の方が、それどころか言語不明瞭、意味不明瞭の方が意外と多く、後者のタイプでないと通訳として役目が果たせないと、しばしば、いろいろなビジネス・シーンで感じました。どちらのタイプの通訳が適切なのかは、場合によるのでしょうね。
畑上さんの記事の中の「電車男」= Train man は分かりやすい一例だと思います。 文化、宗教など大きな問題で無くても、この例のように日常の暮らしの中でのことでも、「日本のポピュラーなTVドラマ」と注釈がつくだけで、話のバック・グランドが分かり、聞き手の理解はずいぶんとよくなると思います。プラス、西欧型の理論の展開を踏まえた通訳が出来れば最高です。 一昔に比べれば、外国語でのネゴシエーションなどを、通訳なしでやられるケースが増えてはいますが、通訳者は依然、世界のいろいろな場面で重要なプレイヤーです。奥の深い通訳者を目指す若い人たちが育っていくのを期待したいと、今回の特集は言っているのでしょうか。
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